[[cg:start|CG用語集トップ]] > [[cg:law:start|第10章 知的財産権・法律]] ====== 実演家人格権 ====== ===== 概要 ===== 実演家人格権は、実演家の人格的な利益を守る権利である。歌手、演奏者、声優、俳優などの実演に関係し、氏名の扱いや実演の改変などに注意が必要になる。CGやゲームでは、ボイス収録、モーション収録、映像素材の利用などで関係することがある。 ===== 詳しい説明 ===== 実演家は、著作物を演奏、歌唱、演技、朗読などによって表現する人である。実演家人格権は、実演家の名前の扱いや、実演の同一性を守る考え方と関係する。[[cg:law:neighboring_rights|著作隣接権]]の中でも、実演家個人の人格的利益に注目したものとして理解するとよい。音声や演技を素材として利用する場合、録音データそのものの利用許諾だけでなく、表示名や編集の範囲にも注意が必要である。 ===== CG制作との関係 ===== 映像作品でナレーションや演技を使う場合、実演家の名前表示や編集範囲が問題になることがある。実写合成やモーション収録でも、出演者の扱いを確認する必要がある。 ===== ゲーム開発との関係 ===== ゲームのボイス、モーションキャプチャ、歌唱音源などでは、実演家人格権が関係する場合がある。セリフの切り貼りや加工を行う場合は、契約で許可範囲を明確にする。 ===== 制作・実装での例 ===== 声優ボイスをゲームに入れる場合、クレジット表記、編集の可否、別作品への流用可否を契約で確認する。収録データを自由素材のように扱わない。 ===== 検定対策ポイント ===== 実演家人格権は、実演家の人格的利益を守る権利である。[[cg:law:moral_rights|著作者人格権]]と似ているが、対象は著作者ではなく実演家である。 ===== 関連用語 ===== * [[cg:law:neighboring_rights|著作隣接権]] * [[cg:law:moral_rights|著作者人格権]] * [[cg:law:permission|許諾]] * [[cg:law:contract|契約]] * [[cg:law:author|著作者]] ===== タグ ===== * CGエンジニア検定 * 第10章 * 法律 ---- [[cg:law:start|← 第10章 知的財産権・法律 の目次に戻る]] [[cg:start|← CG用語集トップに戻る]]