[[cg:start|CG用語集トップ]] > [[cg:rendering:start|第3章 レンダリング]] ====== TIP ====== ===== 概要 ===== TIPは Tour Into the Picture の略で、1枚の画像から簡単な3次元空間を仮定し、その中をカメラが移動するような画像を生成する手法である。画像をそのまま平面として見るのではなく、床・壁・奥行き方向を仮定して、視点変化を作る。 {{:cg:figures:chapter03:fig_3_32_tip_generated_image.png?600|TIPにより作成した画像}} ===== 詳しい説明 ===== TIPでは、1枚の画像の中に箱のような簡単な3次元構造を設定する。たとえば、遠近感のある街路画像で、床、左右の壁、奥の面を仮定し、それぞれに画像を貼り付けるように考える。これにより、元画像だけからカメラが少し前進したような別視点画像を作れる。完全な3D復元ではなく、画像の遠近感を利用した簡易的な視点変化の手法である。 ===== CG制作との関係 ===== 静止画に奥行き感を与え、カメラワークのある映像のように見せたい場合に役立つ。背景画像を立体的に扱う考え方として、[[cg:rendering:image_based_rendering|イメージベーストレンダリング]]の代表例の一つである。 ===== ゲーム開発との関係 ===== プリレンダ背景や2D背景に奥行きを持たせる表現と関係する。完全な3Dステージを作らなくても、背景内を少し移動しているような演出を作れる可能性がある。 ===== 制作・実装での例 ===== 1枚の路地の画像に対して、床面と壁面を指定し、それぞれを簡易的な3D面として配置する。カメラ位置を動かすと、元画像から別視点風の画像を生成できる。 ===== 検定対策ポイント ===== TIPは、1枚の画像から簡単な3D構造を仮定して別視点画像を作る手法である。[[cg:rendering:image_reprojection|画像再投影]]や[[cg:rendering:layer_depth_image|レイヤデプスイメージ]]と関連するが、1枚の絵に奥行き構造を与える点を意識する。 ===== 関連用語 ===== * [[cg:rendering:image_reprojection|画像再投影]] * [[cg:rendering:layer_depth_image|レイヤデプスイメージ]] * [[cg:rendering:image_based_rendering|イメージベーストレンダリング]] * [[cg:rendering:panoramic_image|パノラマ画像]] * [[cg:rendering:view_morphing|ビューモーフィング]] ===== タグ ===== * CGエンジニア検定 * 第3章 ---- [[cg:rendering:start|← 第3章 レンダリング の目次に戻る]] [[cg:start|← CG用語集トップに戻る]]