リップシンクは、音声の発話に合わせて口の形や顔の動きを同期させるアニメーション技法である。話しているキャラクターの口が音声と合っていないと、映像として大きな違和感が生じる。CGアニメーションや表情アニメーションの中でも、発話に関係する部分を扱う用語として理解する。
リップシンクでは、音声のタイミングに合わせて口の開き方、唇の形、顎の動きなどを変化させる。実際の制作では、母音や子音に対応する口形を用意し、音声波形やセリフのタイミングに合わせて切り替えたり補間したりする。キーフレーム法で手作業により設定する場合もあれば、音声解析やモーションキャプチャを利用する場合もある。
CG制作では、キャラクターが話す場面の説得力を高めるために重要である。口だけでなく、目、眉、頬、首の動きも組み合わせると、発話が自然に見える。単に口を開閉するだけではなく、感情表現と合わせることが大切である。
ゲームでは、会話イベント、ムービー、NPCのセリフ、リアルタイム会話などで使われる。音声の種類が多い場合、すべてを手作業で作るのは大変なので、表情パターンや自動解析を組み合わせることが多い。
母音ごとの口形を用意し、再生中のセリフに合わせて重みを変化させる。表情モーフと組み合わせると、口の動きだけでなく感情も表現しやすくなる。