ワーピングは、画像や形状の位置関係を変えて、引き伸ばし、曲げ、歪みなどを作る処理である。元の内容を完全に別のものへ置き換えるのではなく、座標を変換して見え方を変えるところに特徴がある。
ワーピングでは、元の点をどこへ移動させるか、または出力側の点が元画像のどこに対応するかを決める。画像の場合、変形後の各画素に対して元画像から色を取り出す必要があるため、画像の再標本化や補間処理とも関係する。
モーフィングはある状態から別状態へ滑らかに変化する表現を指すのに対し、ワーピングは座標を歪ませる処理そのものを指す。顔画像の位置合わせ、レンズ歪みの補正、特殊な変形エフェクトなどで使われる。
CG制作では、画像素材の変形、映像合成時の位置合わせ、キャラクターや背景の歪み表現に使われる。自然に見せるには、歪ませる方向や量だけでなく、補間による画質低下にも注意する。
ゲームでは、画面揺れ、水面越しの歪み、熱気によるゆらぎ、ダメージ演出などでワーピングに近い処理が使われる。ポストエフェクトとして画面座標をずらす実装も多い。
水中表現では、画面のサンプリング位置を時間で少しずつずらすことで、背景がゆらいで見える。これは画像の色を直接変えるのではなく、参照する座標を変える処理として理解できる。
ワーピングは、座標変換によって画像や形状を歪ませる処理である。モーフィングと混同しやすいが、ワーピングは変形処理、モーフィングは状態間の滑らかな変化を表す用語として区別する。