CG用語集トップ > 第1章 基礎・座標・色・ディジタル画像
HSIカラーモデルは、色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度または強度(Intensity)で色を表すカラーモデルである。RGBカラーモデルが赤・緑・青の3成分で色を表すのに対し、HSIでは色味、鮮やかさ、明るさを分けて扱う。色の調整を感覚的に考えやすい点が特徴である。
RGB空間では、R、G、Bの値を直接変えることで色を指定する。しかし、RGB値を見ただけで色相や鮮やかさを直感的に判断するのは難しい。HSIカラーモデルでは、色の種類を表す色相、鮮やかさを表す彩度、明るさを表す明度または強度に分けるため、人間の感覚に近い形で色を操作しやすい。画像処理や色補正では、特定の色相だけを変える、彩度だけを下げるといった処理を考えやすくなる。
CG制作では、色味、鮮やかさ、明るさを分けて調整する考え方に関係する。単にRGB値を変えるより、画面の印象をコントロールしやすい場面がある。
ゲーム開発では、ダメージ時に画面の色相を変える、夜のシーンで明度を下げる、重要アイテムの彩度を上げるなどの画面効果に応用できる考え方である。
画像編集ソフトやゲームエンジンの色調整で、Hue、Saturation、IntensityやBrightnessに近い項目が出ることがある。これはRGB値を直接触るより、見た目の変化を指定しやすくするためである。
HSIカラーモデルは、色相・彩度・明度または強度で色を表す。RGBカラーモデルはR・G・Bの3成分で表す。両者の軸の意味が異なる点を押さえる。