CG用語集トップ > 第5章 画像処理

ネガ・ポジ反転

概要

ネガ・ポジ反転は、画像の明暗を反転させる階調変換である。明るい画素は暗く、暗い画素は明るく変換される。入力画素値と出力画素値の関係は右下がりの直線として表せるため、トーンカーブで理解しやすい処理である。

詳しい説明

8ビットのグレースケール画像であれば、画素値0は255に、255は0に近い値へ変換される。中間の値も対応する反対側の値へ写されるため、画像全体が写真のネガフィルムのように見える。ヒストグラムで見ると、暗い側に多かった画素は明るい側へ、明るい側に多かった画素は暗い側へ移る。形や輪郭の位置は変わらないが、明暗の印象は大きく変化する。

CG制作との関係

CG制作では、特殊な視覚効果や画像確認用の処理としてネガ・ポジ反転が使われることがある。通常の色補正とは異なり、自然な見た目を得る処理というより、明暗の関係を反転させる効果として理解する。

ゲーム開発との関係

ゲームでは、ダメージ演出、異世界表現、スキャン表示、特殊能力の画面効果などで、反転に近い処理が使われることがある。実装上は画素値や色成分を最大値から引く処理として考えられる。

制作・実装での例

{:cg:figures:chapter05:fig_5_15_negative_positive_inversion.png?600|図5.15 濃淡の反転}

RGB画像では、R、G、Bそれぞれの成分を反転させることで、カラー画像のネガ・ポジ反転を行える。

検定対策ポイント

ネガ・ポジ反転は、濃淡の大小関係を逆にする処理である。ポスタリゼーションのように階調数を減らす処理や、ヒストグラム平坦化のように分布を広げる処理とは目的が異なる。

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