カラーブリーディングは、色の付いた物体に当たった光が反射し、その色味が近くの物体に映り込む現象である。たとえば赤い床の近くにある白い壁が少し赤く見えるような現象で、間接光を考慮する大域照明で重要になる。
現実の光は、物体表面で反射するときにその面の色の影響を受ける。その反射光が別の面を照らすと、別の面にも色が移ったように見える。これがカラーブリーディングである。単純な直接光だけの計算では表現しにくいが、ラジオシティ法やフォトンマッピング法のような大域照明計算では扱いやすい。
室内CGやプロダクトCGで、物体同士が同じ空間に存在している感じを出すために重要である。色の回り込みがないと、物体が背景から浮いたように見えることがある。
ゲームでは、事前計算されたライトマップやGIで色の回り込みを近似することがある。過度に強いと画面全体が色かぶりするため、演出と自然さのバランスが必要になる。
赤い壁の近くに置いた白い箱の側面が赤く染まるような表現が代表例である。これは直接赤く塗ったのではなく、反射光の色が影響している。