CG用語集トップ > 第4章 アニメーション

ロングショット

ロングショットは、対象を遠くから広く写し、人物や物体だけでなく周囲の環境も含めて見せるフレーミングである。対象の細部よりも、空間の広さ、位置関係、背景情報を伝えることに向いている。アップショットミドルショットと比べると、対象は画面内で小さくなる。

代表的なフレーミングとショットサイズ

ロングショットでは、画面内に広い範囲が入るため、対象がどの場所にいるか、周囲に何があるか、シーン全体がどのような状況かを示しやすい。一方で、表情や細かな手の動きは読み取りにくくなる。

フレーミングでは、何を大きく見せるかだけでなく、何を一緒に見せるかが重要になる。ロングショットは、場面の導入、広い背景の説明、群衆や建物との位置関係を見せる場面で使いやすい。

CG映像では、背景美術や3D空間の広がりを見せたいときにロングショットが使われる。キャラクターだけでなく、建物、地形、光の雰囲気なども同時に見せられるため、シーン全体の説明に向いている。

ゲームでは、フィールドの広さやステージ構造を見せるカメラに近い考え方である。ボス戦前の演出、町やダンジョンの紹介、プレイヤーと目的地の距離感を見せる場面などで役立つ。

カットシーンで新しい場所を見せる場合、最初にロングショットで全体を見せ、その後ミドルショットやアップショットに切り替えると、視聴者が状況を理解しやすい。

ロングショットは、対象を大きく見せる用語ではなく、周囲を含めて広く見せる用語である。ショットサイズの比較では、アップショット、ミドルショット、ロングショットを対象への寄り方の違いとして整理する。

  • cg/animation/long_shot.txt
  • 最終更新: 4週間前
  • by 127.0.0.1