CG用語集トップ > 第2章 モデリング

電子透かし

電子透かしは、画像や3Dデータなどに識別情報を目立たない形で埋め込む技術である。データの著作者、所有者、配布経路、改ざんの有無などを確認する目的で使われる。

電子透かしの例

電子透かしでは、人間が見たり使ったりするときには大きな違和感が出ないように、データの中へ情報を埋め込む。画像なら画素値や周波数成分、3D形状なら頂点座標や形状特徴などに、特定の情報を隠すように加える。後で専用の処理を行うことで、その情報を取り出し、データの出所や改変の有無を調べることができる。通常のロゴ表示とは違い、見た目に直接現れにくい点が特徴である。

CG制作では、画像、映像、3Dモデルなどの作品データを管理する場面で関係する。作品を配布した後でも、どのデータが自分の制作物かを確認したい場合や、不正コピー・改変の検出に使われることがある。

ゲーム開発では、アセットの権利管理や配布データの識別に関係する。特に3Dモデル、テクスチャ、映像素材などを多数扱う場合、データの出所や利用権限を管理する考え方として重要になる。

外部から入手したCG素材を利用するときは、見た目だけでなく権利情報や配布条件を確認する必要がある。電子透かしは、そうした素材管理の技術的手段の一つである。

電子透かしは、データそのものに情報を埋め込む技術である。著作権の用語とは法律上の権利を表す点で異なるが、著作物の管理や保護に関係する技術として覚える。

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