CG用語集トップ > 第3章 レンダリング

レイマーチング法

レイマーチング法は、視線方向などに沿って空間を少しずつ進みながら、各位置での値を積み重ねて画像を作る方法である。散乱や減衰を含む空間表現と相性がよい。

光の散乱・減衰現象を考慮した表示

レイマーチング法では、レイを一気に物体との交点まで飛ばすのではなく、一定間隔で少しずつ前進させる。各サンプル位置で、密度、色、散乱、減衰などを調べ、それらを積み重ねて最終的な色を決める。レイトレーシング法が物体との交点を求める考え方に強いのに対し、レイマーチング法は空間内に広がる雲、煙、霧、ボリュームデータのような対象を扱いやすい。

CG制作では、雲、煙、炎、霧、水中の濁りなど、形がはっきりした表面を持たない表現に使われる。空間の中に色や密度が分布していると考える。

ゲーム開発では、ボリュームライト、雲、霧、距離場表現などに使われる。ただしサンプル回数が増えると負荷が高くなるため、解像度やステップ数の調整が重要である。

レイマーチング法は、レイ上を段階的にサンプリングする手法である。レイトレーシング法と名前が似ているが、主に空間内の分布を積み重ねる点を押さえる。

  • cg/rendering/ray_marching_algorithm.txt
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