[[cg:start|CG用語集トップ]] > [[cg:fundamentals:start|第1章 基礎・座標・色・ディジタル画像]] ====== ステレオビジョン ====== ===== 概要 ===== ステレオビジョンは、異なる位置から撮影した2枚以上の画像を使い、対象の奥行きや3次元位置を求める技術である。人間の両目のように、少し異なる視点から見た画像のずれを利用する。[[cg:fundamentals:three_dimensional_reconstruction|3次元復元]]や[[cg:fundamentals:computer_vision|コンピュータビジョン]]と関係が深い。 {{:cg:figures:chapter01:fig_1_59_stereo_vision_principle.png?600|ステレオビジョンの原理}} {{:cg:figures:chapter01:fig_1_60_point_matching.png?600|点の対応付け}} ===== 詳しい説明 ===== 同じ物体を別の位置から撮影すると、画像上での見え方が少し変わる。近い物体ほど視点の違いによる位置のずれが大きく、遠い物体ほどずれは小さくなる。ステレオビジョンでは、2枚の画像の中で同じ点を見つけ、その対応関係から奥行きを推定する。この対応付けが正しくできないと、得られる3次元位置も誤る。単に2枚の画像を並べるのではなく、カメラの位置関係、画像上の座標、対応点のずれを組み合わせて扱う技術である。 ===== CG制作との関係 ===== CG制作では、実写画像から形状や奥行きを推定する処理、実写背景とCGを合わせる処理、フォトグラメトリやマッチムーブの理解に関係する。現実の空間をCGに取り込むとき、画像から奥行きを推定する考え方が役立つ。 ===== ゲーム開発との関係 ===== ゲーム開発では、AR、3Dスキャン、深度推定、カメラを使った空間認識などに関係する。ゲームエンジン内で直接ステレオビジョンを実装しない場合でも、現実空間をゲーム内に取り込む技術の基礎になる。 ===== 検定対策ポイント ===== ステレオビジョンは、2方向から見た画像の対応点を使って奥行きを求める技術である。[[cg:fundamentals:computer_graphics|CG]]が3Dデータから画像を作る方向であるのに対し、ステレオビジョンは画像から3D情報を得る方向の処理として理解する。 ===== 関連用語 ===== * [[cg:fundamentals:three_dimensional_reconstruction|3次元復元]] * [[cg:fundamentals:computer_vision|コンピュータビジョン]] * [[cg:fundamentals:digital_camera_model|ディジタルカメラモデル]] * [[cg:fundamentals:coordinates|座標]] * [[cg:fundamentals:three_dimensional_orthogonal_coordinate_system|3次元直交座標系]] ===== タグ ===== * CGエンジニア検定 * 第1章 ---- [[cg:fundamentals:start|← 第1章 基礎・座標・色・ディジタル画像 の目次に戻る]] [[cg:start|← CG用語集トップに戻る]]