[[cg:start|CG用語集トップ]] > [[cg:image_processing:start|第5章 画像処理]] ====== 最頻値 ====== ===== 概要 ===== 最頻値は、データの中で最も多く現れる値である。画像処理では、[[cg:image_processing:pixel_value_no282|画素値]]の分布を調べるときに使う統計量の一つで、[[cg:image_processing:histogram|ヒストグラム]]の最も高い山に対応する値として考えられる。平均値や中央値と同じく代表値だが、最頻値は「どの値が多いか」を見るための指標である。 ===== 詳しい説明 ===== 画像の画素値を数えると、同じ値を持つ画素が何個も現れる。たとえば暗い画素が多い画像では、低い画素値の頻度が高くなり、明るい画素が多い画像では高い画素値の頻度が高くなる。最頻値は、その中で最も頻度が高い値である。[[cg:image_processing:mean|平均値]]は全体をならした値、[[cg:image_processing:median|中央値]]は並べたときの中央の値、最頻値は最も多く出現する値という違いがある。画像の濃淡分布に複数の山がある場合、最頻値だけで画像全体の性質を決めるのは難しいため、ヒストグラム全体と合わせて読むことが重要である。 ===== CG制作との関係 ===== CG制作では、レンダリング画像やテクスチャの明るさの偏りを見るときに、最頻値の考え方が役立つ。たとえば、暗い値に画素が集中している画像では、全体が暗く見えやすい。最頻値は、画像の中で支配的な明るさや色の傾向をつかむ手がかりになる。 ===== ゲーム開発との関係 ===== ゲーム開発では、スクリーンショット解析、ポストエフェクト、画像認識、UI画像の確認などで画素値の分布を扱う。最頻値は、画像中で最も多い明るさや色を知るために使えるが、平均値や最大値・最小値と組み合わせて判断する必要がある。 ===== 制作・実装での例 ===== プログラムでは、画素値ごとの出現回数を配列で数え、最も大きなカウントを持つ画素値を探すことで最頻値を求める。グレースケール画像なら0〜255の256個の箱を用意して数えると実装しやすい。 ===== 検定対策ポイント ===== 最頻値は、最も多く現れる値である。平均値、中央値、最大値、最小値と混同しないこと。画像処理では、ヒストグラムの山と結びつけて理解すると判断しやすい。 ===== 関連用語 ===== * [[cg:image_processing:pixel_value_no282|画素値]] * [[cg:image_processing:histogram|ヒストグラム]] * [[cg:image_processing:gray_level_histogram|濃淡ヒストグラム]] * [[cg:image_processing:mean|平均値]] * [[cg:image_processing:median|中央値]] * [[cg:image_processing:maximum_value|最大値]] * [[cg:image_processing:minimum_value|最小値]] ===== タグ ===== * CGエンジニア検定 * 第5章 ---- [[cg:image_processing:start|← 第5章 画像処理 の目次に戻る]] [[cg:start|← CG用語集トップに戻る]]