[[cg:start|CG用語集トップ]] > [[cg:rendering:start|第3章 レンダリング]] ====== 散乱 ====== ===== 概要 ===== 散乱は、光が空気中の粒子や媒質中の微粒子に当たり、進行方向を変える現象である。霧、煙、雲、夕焼けなどの見え方に大きく関係する。 {{:cg:figures:chapter03:fig_3_18_scattering_attenuation.png?600|光の散乱・減衰現象を考慮した表示}} ===== 詳しい説明 ===== 光が何もない空間をまっすぐ進むだけなら、物体表面に当たるまで見え方は単純である。しかし、大気、霧、煙、水中などには小さな粒子が含まれており、光はそれらによって方向を変える。この方向変化が散乱である。散乱によって、光源から直接届く光だけでなく、別方向から回り込むような[[cg:rendering:scattered_light_no201|散乱光]]が見える。CGでは、散乱を考えることで、霧の白っぽさ、空気遠近、光の筋、夕焼けの色などを表現できる。 ===== CG制作との関係 ===== CG制作では、単に物体表面を明るくするだけではなく、空気や煙の中を光が進む様子を作るために散乱が使われる。空間そのものの見え方を作る概念である。 ===== ゲーム開発との関係 ===== ゲーム開発では、霧、煙、ボリュームライト、ゴッドレイなどの表現に関係する。厳密な散乱計算は重いため、ポストエフェクトや簡略化されたボリューム表現で近似することが多い。 ===== 検定対策ポイント ===== 散乱は、光の方向が媒質によって変わる現象である。[[cg:rendering:attenuation|減衰]]は光の強さが弱くなる現象なので、両者の違いと関係を整理する。 ===== 関連用語 ===== * [[cg:rendering:scattered_light_no201|散乱光]] * [[cg:rendering:attenuation|減衰]] * [[cg:rendering:ray_marching_algorithm|レイマーチング法]] * [[cg:rendering:scattered_light_no180|散乱光]] * [[cg:rendering:volume_rendering_no238|ボリュームレンダリング]] ===== タグ ===== * CGエンジニア検定 * 第3章 ---- [[cg:rendering:start|← 第3章 レンダリング の目次に戻る]] [[cg:start|← CG用語集トップに戻る]]