CG用語集トップ > 第4章 アニメーション

コマ撮り

概要

コマ撮りは、被写体を少しずつ動かしながら1コマずつ撮影し、あとで連続再生することで動いて見せる手法である。人形、粘土、模型、切り絵などを使うストップモーション表現と関係が深い。実際には各瞬間は静止しているが、連続再生すると仮現運動によって動きとして知覚される。

アニメーション手法の例

詳しい説明

コマ撮りでは、カメラの前に置いた被写体を少し動かして撮影し、また少し動かして撮影する、という作業を繰り返す。完成した画像を時間順に表示すると、被写体が自分で動いているように見える。

この方法は、すべての動きを撮影時に細かく設計する必要があるため、手間はかかるが、手作業ならではの質感や存在感を出しやすい。CGアニメーションではコンピュータ内のモデルや画像を変化させるのに対し、コマ撮りでは現実の物体を少しずつ動かして撮影する点が特徴である。

CG制作との関係

CG制作では、コマ撮りそのものを行わない場合でも、1コマずつ変化を設計する考え方は重要である。ポーズの変化、カメラ位置、表情の変化を時間順に並べる発想は、キーフレーム法にもつながる。

ゲーム開発との関係

ゲームではリアルタイムに描画されることが多いが、スプライトアニメーションや演出ムービーでは、コマ撮りに近い「画像を順番に切り替える」表現が使われる。ドット絵のアニメーションでも、少数の絵を順番に表示して動きを作る。

制作・実装での例

2Dゲームで、歩行画像を数枚用意し、一定時間ごとに画像を切り替える処理は、コマ撮りと近い考え方で理解できる。画像1枚ずつは静止していても、順番とタイミングを調整することで歩いているように見える。

検定対策ポイント

コマ撮りは制作手法であり、仮現運動は動いて見える知覚現象である。両者を混同しない。CGではない実写系の技法としても使われるが、アニメーション全体の基本を理解するうえで重要である。

関連用語

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