CG用語集トップ > 第1章 基礎・座標・色・ディジタル画像
彩度は、色の鮮やかさを表す属性である。鮮やかな赤や青は彩度が高く、灰色に近いくすんだ色は彩度が低い。明度が明るさを表すのに対し、彩度は色味の強さを表す。マンセル表色系やHSIカラーモデルを理解するうえで重要な用語である。
彩度が高い色は、純色に近く強い印象を与える。彩度が低い色は、灰色を混ぜたような落ち着いた印象になる。同じ明るさの色でも、彩度が変わると派手さや目立ち方が変化する。マンセルの色立体では、中心軸に近いほど彩度が低く、外側へ向かうほど彩度が高いと考える。明度と彩度を混同せず、明るいけれど彩度が低い色、暗いけれど彩度が高い色があり得る点を押さえる。
CG制作では、画面全体の雰囲気や注目させたい部分の調整に関係する。彩度を上げると派手に、下げると落ち着いた印象になりやすい。
ゲーム開発では、アイテム、攻撃エフェクト、警告表示などを目立たせるために彩度が使われる。反対に、背景の彩度を抑えることでキャラクターやUIを見やすくすることもある。
画面を派手にしたいときに彩度だけを上げすぎると、全体が見づらくなることがある。ゲーム画面では、重要な対象だけ彩度を高くするなどの使い分けが必要になる。
彩度は鮮やかさであり、明度は明るさである。マンセル表色系やHSIカラーモデルでは、色相・明度・彩度を分けて扱う点を確認する。