CG用語集トップ > 第1章 基礎・座標・色・ディジタル画像

ステレオビジョン

概要

ステレオビジョンは、異なる位置から撮影した2枚以上の画像を使い、対象の奥行きや3次元位置を求める技術である。人間の両目のように、少し異なる視点から見た画像のずれを利用する。3次元復元コンピュータビジョンと関係が深い。

ステレオビジョンの原理

点の対応付け

詳しい説明

同じ物体を別の位置から撮影すると、画像上での見え方が少し変わる。近い物体ほど視点の違いによる位置のずれが大きく、遠い物体ほどずれは小さくなる。ステレオビジョンでは、2枚の画像の中で同じ点を見つけ、その対応関係から奥行きを推定する。この対応付けが正しくできないと、得られる3次元位置も誤る。単に2枚の画像を並べるのではなく、カメラの位置関係、画像上の座標、対応点のずれを組み合わせて扱う技術である。

CG制作との関係

CG制作では、実写画像から形状や奥行きを推定する処理、実写背景とCGを合わせる処理、フォトグラメトリやマッチムーブの理解に関係する。現実の空間をCGに取り込むとき、画像から奥行きを推定する考え方が役立つ。

ゲーム開発との関係

ゲーム開発では、AR、3Dスキャン、深度推定、カメラを使った空間認識などに関係する。ゲームエンジン内で直接ステレオビジョンを実装しない場合でも、現実空間をゲーム内に取り込む技術の基礎になる。

検定対策ポイント

ステレオビジョンは、2方向から見た画像の対応点を使って奥行きを求める技術である。CGが3Dデータから画像を作る方向であるのに対し、ステレオビジョンは画像から3D情報を得る方向の処理として理解する。

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