CG用語集トップ > 第1章 基礎・座標・色・ディジタル画像
ワールド座標系は、CGのシーン全体を扱うための基準座標系である。個々のモデルを同じ空間に配置し、位置関係を比較するために使う。モデリング座標系で定義された物体は、モデリング変換によってワールド座標系へ配置される。
シーンには複数の物体が存在する。キャラクター、床、建物、カメラ、ライトなどを別々の基準で考えているだけでは、それらの位置関係を決めにくい。そこで、シーン全体で共通して使う基準がワールド座標系である。
モデル固有の座標系で作られた物体は、モデリング変換を通してワールド座標系へ移される。ワールド座標系に配置されることで、複数の物体の距離や向き、重なりを同じ基準で扱える。その後、画面表示のためにカメラ座標系へ変換される。
CG制作では、シーン内の物体を配置する共通空間としてワールド座標系の考え方が使われる。個々のモデルを作る座標と、最終的なシーン内での座標を分けることで、複数の物体を整理して扱いやすくなる。
ゲーム開発では、プレイヤー、敵、地形、カメラ、ライトなどの位置を同じ基準で管理するためにワールド座標系が重要になる。衝突判定や距離計算も、同じ座標系にそろえることで扱いやすくなる。
プレイヤーの位置がワールド座標で(10, 0, 5)、敵の位置が(15, 0, 5)のように表されていれば、同じ基準で距離や方向を計算できる。モデル内部の座標とは別に考える点が重要である。