モザイク処理は、画像を小さなブロック単位に分け、各ブロックを代表的な色や明るさで置き換える処理である。細かな情報を意図的に失わせることで、画像を粗く見せたり、特定部分を隠したりできる。解像度を下げたような見た目になるが、画像加工としてはブロック単位で画素をまとめる処理として理解する。
モザイク処理では、一定範囲の画素を1つのまとまりとして扱い、その範囲の平均値や代表値で塗りつぶす。ブロックのサイズが大きいほど細部は失われ、元の形や文字は読み取りにくくなる。画像を縮小してからニアレストネイバーで拡大するような方法でも似た効果が得られる。処理の目的は画質を高めることではなく、情報量を減らす、視覚効果を作る、プライバシーを守るなどである。
CG制作では、演出としてレトロな低解像度風の表現を作る場合や、映像内の一部を隠す場合にモザイク処理が使われる。画像の細部を保持する処理ではなく、あえて粗さを見せる加工である。
ゲームでは、ダメージ演出、回想シーン、監視カメラ風の画面、低解像度風エフェクトなどでモザイク処理に近い表現が使われる。ピクセルアート風の画面効果にも関係する。
実装では、画面を一定サイズのブロックに分割し、ブロック内の平均色を求めて全画素へ書き戻す。リアルタイム処理では、低解像度のレンダーターゲットへ描いて拡大表示する方法も使える。
モザイク処理は、画像を細かく補正する処理ではなく、ブロック単位にまとめて粗くする処理である。ポスタリゼーションのような階調数を減らす処理とは、空間的にまとめる点が異なる。