CG用語集トップ > 第5章 画像処理

擬似カラー

概要

擬似カラーは、グレースケール画像などの濃淡値に対して人工的に色を割り当て、カラー画像のように表示する処理である。元画像が実際に色を持っているわけではなく、画素値の違いを色の違いとして見やすくするために使う。

詳しい説明

グレースケール画像では、1つの画素値で明るさを表す。擬似カラーでは、その値を赤、緑、青などの色へ対応づける。たとえば低い値を青、中間を緑、高い値を赤にすることで、わずかな濃淡差を視覚的に区別しやすくできる。医学画像、熱画像、科学可視化などでは、数値の分布を人間が理解しやすくするために擬似カラーが使われる。通常のカラー画像と違い、色は実物の色ではなく、情報を見せるための割り当てである。

CG制作との関係

CG制作では、深度、温度、密度、輝度、マスクなどの情報を見やすく表示するために擬似カラーの考え方が役立つ。見た目の装飾だけでなく、数値データを視覚化するための表現として重要である。

ゲーム開発との関係

ゲーム開発では、デバッグ表示や分析用表示で擬似カラーが使われることがある。たとえば深度値、法線方向、負荷分布、当たり判定領域などを色で表示すると、内部データを画面上で確認しやすい。

制作・実装での例

{:cg:figures:chapter05:fig_5_20_pseudo_color_tone_curve.png?600|図5.20 擬似カラー画像作成のためのトーンカーブの例}

{:cg:figures:chapter05:fig_5_21_pseudo_color_example.png?520|図5.21 擬似カラー画像の作成例}

入力値を色に対応づける表を用意しておき、画素値に応じてRGB値を出力することで実装できる。

検定対策ポイント

擬似カラーは、濃淡値に人工的な色を割り当てる処理である。フルカラー画像のように最初から色情報を持つ画像とは区別する。目的は、数値や濃淡の違いを見やすくすることである。

関連用語

タグ

—- ← 第5章 画像処理 の目次に戻る ← CG用語集トップに戻る