境界表現では、立体の外側を構成する面、その面を囲む稜線、稜線の端点である頂点を管理する。さらに、それらがどのようにつながっているかという位相情報と、頂点の座標などの幾何情報を組み合わせる。CSG表現で形状を作る場合でも、ディスプレイに表示したり最終的な形状データとして扱ったりするには、境界データが必要になる。境界表現はソリッドモデルの代表的な表現方法である。
CG制作では、ポリゴンメッシュやCAD形状を理解するうえで境界表現の考え方が役立つ。モデルが壊れている、穴が空いている、面がつながっていないといった問題も、境界の整合性として捉えられる。
ゲーム開発では、描画用メッシュ、当たり判定メッシュ、ナビゲーションメッシュなどで、頂点・稜線・面の構造を扱う。境界表現の理解は、モデルデータの読み込みやメッシュ処理の基礎になる。
境界表現は、立体の表面境界を基本要素と接続関係で表す方法である。CSG表現が基本立体と集合演算で形を作るのに対し、境界表現は得られた立体の境界データに注目する。