CG用語集トップ > 第3章 レンダリング

TIP

概要

TIPは Tour Into the Picture の略で、1枚の画像から簡単な3次元空間を仮定し、その中をカメラが移動するような画像を生成する手法である。画像をそのまま平面として見るのではなく、床・壁・奥行き方向を仮定して、視点変化を作る。

TIPにより作成した画像

詳しい説明

TIPでは、1枚の画像の中に箱のような簡単な3次元構造を設定する。たとえば、遠近感のある街路画像で、床、左右の壁、奥の面を仮定し、それぞれに画像を貼り付けるように考える。これにより、元画像だけからカメラが少し前進したような別視点画像を作れる。完全な3D復元ではなく、画像の遠近感を利用した簡易的な視点変化の手法である。

CG制作との関係

静止画に奥行き感を与え、カメラワークのある映像のように見せたい場合に役立つ。背景画像を立体的に扱う考え方として、イメージベーストレンダリングの代表例の一つである。

ゲーム開発との関係

プリレンダ背景や2D背景に奥行きを持たせる表現と関係する。完全な3Dステージを作らなくても、背景内を少し移動しているような演出を作れる可能性がある。

制作・実装での例

1枚の路地の画像に対して、床面と壁面を指定し、それぞれを簡易的な3D面として配置する。カメラ位置を動かすと、元画像から別視点風の画像を生成できる。

検定対策ポイント

TIPは、1枚の画像から簡単な3D構造を仮定して別視点画像を作る手法である。画像再投影レイヤデプスイメージと関連するが、1枚の絵に奥行き構造を与える点を意識する。

関連用語

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